夏休み中の海外旅行は、感染症に要注意

1.夏休み中の海外旅行は、感染症に要注意

夏休み期間中は、多くの人が海外へ渡航すると予想されます。感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識や予防方法を身に付けることが重要となります。
そんななか、厚生労働省は7月10日、「夏休みの海外旅行では感染症に注意しましょう」と呼びかけを行いました。

渡航先や渡航先での行動によって違ってきますが、海外で感染の可能性が高いものに、食べ物や水を介した消化器系の感染症があります。代表的なものとしては、E型肝炎やA型肝炎、赤痢、腸チフス、コレラなどが知られています。これらの感染症は、発展途上国、とくに水道設備等のインフラ整備が不十分な地域で感染することが多いとされます。そこで、現地では、十分に火が通ったものを食べる、生水は飲まないようにするといった点に注意が必要です。

また場所によっては、動物や蚊、マダニなどが媒介する病気が流行していることがあります。とくに熱帯、亜熱帯地域(アジア、アフリカ、中南米など)では、マラリアやデング熱などに注意が必要です。そのような地域を旅行する際は、長袖、長ズボンの着用や、害虫忌避剤などを使用するよう、お伝えするとよいでしょう。

さらに、日本での感染者が減少傾向にある麻しん(はしか)や、1980年を最後に発生していないポリオも、海外では感染する可能性があります。流行地域への旅行時は予防接種を検討することもお伝えしたいものです。

なお、帰国時に発熱や下痢、具合が悪いなど、体調に不安がある場合は、空港の検疫官まで相談することが重要です。また、感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあるため、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがありますから、その際は、早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、家畜や動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて伝えることも必要になります。

これからの時期は、海外旅行者のさらなる増加が見込まれます。店頭ではPOPなどを用いて「海外旅行先での感染症に注意」といった情報発信を行うほか、害虫忌避剤、殺菌力の高いアルコールスプレーやウェットティッシュ、止瀉薬、胃腸薬などをそろえた、<海外旅行の必需品>コーナーを作るのも良いでしょう。

(参考:厚生労働省『夏休みの海外旅行では感染症に注意しましょう』など)

2.睡眠不足はメタボの発症リスクを高める?

大分大学の井谷准教授らの研究グループは、7月3日、睡眠時間が5時間未満といった生活習慣によって、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)などの発症リスクが高くなると、日本睡眠学会で発表しました。

同研究グループは、地方公共団体に勤める男性(18~65歳、約3万9000人)の1999~2006年の健康診断と問診のデータを解析し、生活習慣と病気などとの関連を調べたそうです。
その結果、「睡眠時間が5時間未満」「交代制勤務をしている」「休日がとれない」「いつもおなかいっぱい食べる」「あまり歩かない」「アルコールを一日日本酒3合以上飲む」「たばこを吸う」の7つの危険な生活習慣がある人では、肥満や高血圧、メタボリックシンドロームを発症しやすいことがわかりました。
これら7つの生活習慣が多く重なる人ほど発症リスクは高まり、たとえばメタボリックシンドロームで見ると、0~1個の人に比べ、2~3個では1.22倍、4~5個では1.42倍、6個以上では2.04倍になったといいます。

睡眠については、先頃、米睡眠学会も米疾病対策センター(CDC)の協力を得て睡眠時間に関するガイドラインをまとめ、「7時間以上」が望ましいと勧告しています。睡眠時間が6時間を切ると、集中力の低下をまねくだけでなく、心臓病や糖尿病、肥満のリスクが高まるとされています。
店頭でも、睡眠不足と生活習慣病との関連についてPOP等で情報をお伝えするとともに、「質の良い睡眠」確保のための対策などを提案してみるのもいいですね。

(参考:読売新聞、CNNなど)


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掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2015年08月07日