ロキソプロフェン外用剤が初のスイッチOTC化

1.ロキソプロフェン外用剤が初のスイッチOTC化

薬事・食品衛生審議会要指導・一般用医薬品部会は5月29日、2015年度の第1回審議会を開き、ロキソプロフェンナトリウム水和物を有効成分とする、外用消炎鎮痛剤のスイッチOTC化を了承しました。

今回、承認されたのは、リードケミカルの「ロキソニンSパップ」「ロキソニンSテープ」「ロキソニンSテープL」と、第一三共ヘルスケアの「ロキソニンSゲル」です。いずれもリスク区分は要指導医薬品となっています。なお、承認条件として、安全性に関する3年間の製造販売後調査が付いています。

「ロキソニンSパップ」「ロキソニンSテープ」「ロキソニンSテープL」「ロキソニンSゲル」の効能・効果は、
関節痛や肩こりに伴う肩の痛み、筋肉痛、腰痛、打撲、捻挫、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)
となっています。

用法・用量に関しては、 「ロキソニンSパップ」「ロキソニンSテープ」「ロキソニンSテープL」が、1日当たりの限度を医療用の半分とし、「Sパップ」と「SテープL」で2枚、「Sテープ」で4枚を上限としています。
また、「ロキソニンSゲル」では、1日3~4回、医療用の4分の1を限度とし、適量(約2.5g、約8立方センチメートル)を患部に塗付する、としています。

いずれも要指導医薬品ですので、薬剤師が対面で情報提供・指導する必要があります。市販された場合、お客様からの問い合わせも増えそうですから、しっかりと情報を確認しておくようにしましょう。

(参考:厚生労働省『薬事・食品衛生審議会要指導・一般用医薬品部会』など)

2.「りんご病」が大流行 妊婦はとくに注意が必要

国立感染症研究所の発表によると、6月15日~21日までの1週間で報告された「りんご病」の患者数が、定点医療機関あたり0.89人と、去年の同時期に比べて2.7倍になったといいます。とくに関東で流行が確認されており、東京都では同時期の患者数が1.27人となりました。調査開始以来、警報レベルを超えたのは初めてのことです。

「りんご病」の正式名称は「伝染性紅斑」で、ヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症をいいます。微熱やかぜのような症状が出てから7~10日後に、ほほに赤い発疹、体や手足に網目状の発疹などが現れます。小学校入学前後の小児によく見られる感染症で、発疹は1週間程度で消失するとされます。注意が必要なのは妊婦で、妊娠中(とくに妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産などの深刻な影響が出るおそれがあるといいます。患者のせきやくしゃみなどのしぶきに触れることで感染するため、手洗い、うがいなど、一般的な予防対策をすることが重要です。

店頭では、ハンドソープやうがい薬などの日用品コーナーの拡充とともに、「りんご病」への注意を呼びかけるPOPなどを掲示するとよいでしょう。厚生労働省のWebサイトにも以下のようなページが用意されているので、参考のために確認しておきましょう。

●わかりやすい感染症Q&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou16/01.html

(参考:東京新聞、東京都、厚生労働省など)


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掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2015年07月14日