WHOが糖類の摂取量に関する新ガイドラインを発表

1.WHOが糖類の摂取量に関する新ガイドラインを発表

世界保健機関(WHO)は3月4日、成人が1日に摂取する糖類の量について新たなガイドラインを発表しました。

WHOは、これまで糖類の摂取量の指針として、食物から取り込むカロリーのうち、10%以下を目標として掲げてきました。今回発表した新しいガイドラインでは、それをさらに引き下げ、5%以下にするとしています。今までの半分になるということで、成人の適量は、従来の約50g以下から約25g以下へと減ることになります。これは、ティースプーンで約6杯分に相当する量だそうです。

一般的な大きさの350mL缶の炭酸飲料には、約40gの砂糖が含まれているといわれますから、これまでの指針ではセーフだったものが、今後は基準オーバーになるということになります。

さらに、日常生活では思いもかけない加工食品に糖類が含まれていることから、知らないうちに"隠れ糖分"を摂取していることも多く、この基準を遵守するのは並大抵のことではなさそうです。
とくに、欧米では以前の10%ですら遵守できていない国が目立つことから、一部の研究者からは、「5%以下を遵守するのはムリ」という意見まで出ているそうです。ケチャップやドレッシング1回分にも約4gほどの糖類が含まれるとなると、健康的な野菜中心の食生活でも、場合によっては基準オーバーになるかもしれません。

なお、WHOは新指針でも「10%未満に抑えるべき」との表現は残しているようですから、あまり無理な目標を立てず、糖質を抑えたメニューを選んだり、カロリーオフの食品などで調整するなどを提案し、まずは10%未満を、できれば5%未満を目標にすることをアドバイスしてみてはいかがでしょうか?

(参考:WHO、日本経済新聞、産経新聞など)

2.溶連菌による感染症に注意

子どもに多い「溶連菌感染症」が流行中です。2015年に入ってからは前年を上回るペースで患者が増加しているそうなので、注意が必要です。

溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌のことです。この細菌には、A群、B群、C群など、さまざまな種類がありますが、溶連菌感染症の9割以上を占めるのは、「A群β溶血性連鎖球菌」になります。主にのどに感染して、発熱やのどの痛みなどを引き起こします。特徴的な症状が「イチゴ舌」です。これは、舌につぶつぶの発疹ができて、イチゴのような見た目になるというものです。このほか、小さく紅い発疹を伴う「しょう紅熱」などもあります。

溶連菌感染症は、抗生物質での治療になりますので、怪しいなと思ったらお医者様に診ていただく必要があります。通常は2~3日で治ることが多いようですが、抗生物質をきっちり飲みきって治さないと、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。 この病気は子どもがよくかかる病気で、3歳以下の乳幼児では比較的軽くすむ場合が多いとされますが、せきやくしゃみなどで飛沫感染しますので、家族に感染しやすいのも特長です。子どもの病気と侮っていると、劇症化するおそれがあるため大人でも油断はできません。A群β溶血性連鎖球菌が、傷口などから血中に入って「劇症型溶血性連鎖球菌感染症」を引き起こすと、約30%の人が亡くなることもあります。いわゆる「人食いバクテリア」と呼ばれている病気です。

溶連菌は繰り返しかかることもあるため、以前かかったことがあっても、手洗いうがいを励行して感染を防ぎたいものです。なお、のどの痛みがある方には、「熱いもの」「冷たすぎるもの」「辛いもの」などの刺激物は避け、のどに刺激が少なく消化がよい「ゼリー」「ヨーグルト」「おかゆ」「とうふ」などをおすすめするのもいいでしょう。

(参考:国立感染症研究所など)


※ 本記事は、ネットパイロティング株式会社が作成・提供しております。

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2015年04月13日