花粉症対策 ―プラスワンしやすい売り場を―

花粉症対策売り場作りは、治療薬、ケア用品といった商品群のアイテム選択によって、いかにお客様の状態に合わせてプラスワンしやすい売り場を作るかがポイントです。症状を軽減し、よりラクに過ごしていただくための提案を行っていきましょう。

陳列のポイント

治療薬

内服薬、点鼻薬、点眼薬が基本になります。その中で、配合成分や、用法・用量で選べるラインナップをしていきましょう。特徴のあるものを展開しておくと、よりニーズにあったものを選んでいただきやすくなります。

内服薬

配合成分で選ぶ

「眠気が出にくいものがよい」

  • 比較的眠気が少ない抗ヒスタミン成分(エピナスチン塩酸塩やメキタジンなど)を配合したもの
  • 眠くなる成分を配合していないもの(抗アレルギー成分ペミロラストカリウムの単味剤)
  • 漢方薬(小青竜湯など)

「鼻づまりがひどい」

  • 鼻粘膜の末梢血管を収縮して鼻粘膜の腫れを緩和するアドレナリン作動成分を配合したもの(より高い効果を期待して、アドレナリン作動成分を2種類配合したものもあります)
  • 鼻粘膜の炎症を抑えて腫れを緩和する抗炎症成分(グリチルリチン酸二カリウム、リゾチーム塩酸塩)を配合したもの

製剤特徴で選ぶ

  • 1日の服用回数が2回と3回のもの(2回タイプは、お昼に飲めない人などに便利です)
  • チュアブルタイプや液体タイプ(外出先で飲みたい方には、水なしで服用できるものが便利です)

点鼻薬

「眠くならないものが欲しい」

  • 点鼻薬は、一般的に眠気が出にくい製剤としておすすめできますが、アレルギー専用のものなどでは、眠気が出ることがあるため、使用後の車の運転が禁止されていますので注意しましょう。

「鼻づまりがひどい」

  • 一般の点鼻薬は、血管収縮成分を主薬としているので、鼻づまりに効果的です。また、内服薬との併用なども可能な場合がありますから、状況によっておすすめしてみましょう。なお、血管収縮成分の長期連用は、血管の感受性を低下させ、薬剤性の鼻づまりを起こすおそれがあるので注意していただきましょう。

「長く効くものがよい」

  • 一般的な点鼻薬の使用回数は、1日3~5回ですが、アレルギー性鼻炎専用の点鼻薬として、外用ステロイドを配合した点鼻薬が販売されており、1日2回なのが特徴です。なお、外用ステロイド配合点鼻薬は、1年に1カ月を超えて使用することはできません。

点眼薬

「スーッとするものがよい」

  • 花粉症の方をターゲットにした目薬には、クールタイプが多くあります。冷感でかゆみの刺激を緩和できるので、我慢できないつらいかゆみにおすすめです。

「充血がひどい」

  • 血管収縮成分(塩酸テトラヒドロゾリンなど)や抗炎症成分(グリチルリチン酸二カリウムなど)を配合したものが効果的です。

「効き目のいいものは?」

  • 目薬には、クロモグリク酸ナトリウムなどを配合し、花粉症などのアレルギー症状専用のものがあります。これらは、症状が軽いうちから使用することで、症状がひどくなるのを抑えることが期待できます。

棚割例(エンドプロモーション)

①内服薬

棚を大きく使って展開しましょう。1日の服用回数で分けるほか、眠気が起こりにくいもの、鼻水、鼻づまりに訴求したものなどで分け、その特長を書いたアテンションPOPなどとともに配置するとわかりやすいでしょう。

②点鼻、点眼薬

パッケージの訴求ポイントがよく見えるように置くなど、それぞれの効き目や訴求ポイントがはっきりわかるように置き方を工夫することが重要です。プラスワンを狙って、併用を促すようなPOPがあるといいでしょう。

③その他商品

マスク、保湿ティッシュなどは必須です。とくにマスクは、お買い得品や高機能なものなど、何種類か品揃えしておきましょう。また、ハーブティーやミント系の飴なども利用しやすいアイテムです。このほか、お店の品揃えがあれば、花粉が衣類に付きにくくなるスプレーや、洗濯物に花粉が付着するのを避けるため、部屋干し用の洗剤などの提案もオススメです。

商品例

  • マスク
  • ミント系のど飴
  • ハーブティー
  • 花粉対策スプレー
掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2012年03月07日