「セチリジン塩酸塩」に関する使用上の注意

最近スイッチOTCになった、抗ヒスタミン成分の「セチリジン塩酸塩」配合薬の「使用上の注意」の記載事項について解説します。比較的眠気が少ないとされる成分で、医療用医薬品でも花粉症のシーズンによく処方されます。今回は既往症に関する記載項目を見ておきましょう。

成分名:セチリジン塩酸塩

成分分類

抗ヒスタミン成分

「相談すること」

次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください:けいれん発作を起こしたことがある人。

理由

一般に、抗ヒスタミン成分は中枢抑制をもたらし、眠気やインペアードパフォーマンスを起こします。しかし、人によっては抗ヒスタミン成分が、中枢興奮作用をもたらすことが報告されており、けいれん発作やてんかん発作などを誘発するおそれがあります。セチリジン塩酸塩は、医療用医薬品においても、てんかんや痙攣性の疾患の既往歴がある人には「慎重投与」となっています。なお、OTC医薬品では、セチリジン塩酸塩以外に、ケトチフェンフマル酸塩配合薬の「使用上の注意」でも、同様の注意事項が記載されています。

※ インペアードパフォーマンス―― 「損なわれた能力」の意味で、抗ヒスタミン成分を配合した薬を服用することで起こる、作業能率や集中力、判断力の低下のこと。とくに、眠気のように自覚できるものではなく、無自覚に起こる症状をいう。

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2013年02月19日