毎年花粉症(とくに鼻づまり)でお困りのお客様

今回は、花粉症による鼻づまりでお困りのお客様への接客を見ていきます。花粉症に対応する鼻炎用薬にはさまざまな種類がありますから、お客様のご要望に最適な商品を提案できるよう、しっかりとヒアリングしましょう。

 

接客事例&解説

事例:30代女性

お客様:すみません。いつも花粉症の時期は鼻がつまって困るんですけど、眠くならない薬あります?

薬剤師:それはおつらいですね。眠気の出ないものですと、点鼻薬をおすすめすることが多いのですが、お使いになったことはありますか?

お客様:ええ、あるけど、点鼻薬はあまり好きじゃないの。それに、仕事があるから、朝飲んだら夜まで効く飲み薬がいいんだけど……。

薬剤師:なるほど、1日2回服用の飲み薬ですね。花粉症はこれからが本格シーズンですが、もう症状は出ていますか?

お客様:いいえ、今はまだないです。そのうち始まるとは思うけど。

薬剤師:そうですか、それでしたらこちらの「アレギサール鼻炎」をおすすめします。この医薬品は症状を根本から抑える(ポイント1)はたらきがありますから、長引く鼻づまりのほか、くしゃみや鼻水といった花粉症による鼻炎症状を起こりにくくするんです。本格シーズンの前からお使いいただくことで、より高い効果が期待できますから、今からお使いになるといいですよ。

お客様:症状が出にくくなるの? それはいいわね。

薬剤師:はい。それに、眠くなる成分が入っていません(ポイント2)ので、お勤めの方にはとくにおすすめなんです。

お客様:じゃあ、試してみようかしら。

薬剤師:ありがとうございます。あと、こちらの商品をお使いいただくには、いくつか確認させていただきたい(ポイント3)ことがございますので、少々お時間よろしいですか?

お客様:ええ、いいわよ。

薬剤師:(説明文書を提示しつつ)こちらの説明書にあるように、この医薬品でアレルギーを起こしたことがある方、妊婦さんや妊娠していると思われる方のほか、このような方はお使いいただけないのですが、問題なさそうですか?

お客様:はい、大丈夫です。

薬剤師:では、現在お医者様の治療を受けているとか、気管支ぜんそくと診断されたことがあったり、ほかのかぜ薬などを服用中であったりということはございませんね?

お客様:はい、それも大丈夫です。

薬剤師:それではお使いいただいても問題なさそうですね。なお、万一「発疹」や「じんましん」、その他添付文書に記載されているような症状が現れましたら、使用を中止してお医者様にご相談ください。また、2週間を超えてご使用になる際もご相談ください。それから、アレルギー性の症状は、なるべく原因になるものを避ける、肉類中心の食事を避ける、ストレスをできるだけためないようにする、といった生活改善をすることで出にくくなりますので、注意してみてください。

お客様:わかりました。気をつけます。

薬剤師:こちらのお薬は、効き目が現れるまでに1週間ほどかかる場合もございますので、本格シーズンの前から服用するようにしてください。初期の段階から症状を抑えることで、シーズン中の症状も軽くできますから。

お客様:そうなのね。わかりました。

薬剤師:何かご不明点がございましたら、いつでもご相談くださいね。では、お大事に。


解説

今回のポイントは、以下になります。

ポイント1:はたらき方の違いを明確に

「アレギサール鼻炎」の主成分である「ペミロラストカリウム」は、免疫細胞に直接はたらきかけて、症状の原因となるヒスタミンなどの「ケミカルメディエーター」の放出を抑えます。このため、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を元から抑えてくれるのが特徴です。また、アレルギー性鼻炎は、アレルゲンとの接触後すぐに起こる即時相の反応(くしゃみや鼻水など)以外に、アレルゲンとの接触後6~10時間して起こる遅発相の反応(主に鼻づまり)があります。ペミロラストカリウムは、炎症細胞にもはたらきかけて、遅発相の反応で起こる症状も抑えるため、長引く鼻づまりにも効果的とされます。
こうした特徴から、服用の際は、本格シーズンが始まる1~2週間前から服用を始めることをおすすめしたいものです。発症の初期から症状を抑えることで、シーズン中の症状を軽減させることが期待されるからです。

ポイント2:お勤めの方におすすめできる

抗ヒスタミン成分の中にも「比較的眠くなりにくい」成分はありますが、あくまでも「眠くなりにくい」ということであって、ほかの抗ヒスタミン成分同様、服用後の車の運転や機械類の操作は禁忌となっているものがほとんどです。
一方、「ペミロラストカリウム」は、抗ヒスタミン作用はなく、はたらき方が違う「ケミカルメディエーター遊離抑制成分」であるため、そもそも添付文書にこのような記載はされていません。知らず知らずのうちに集中力や判断力、作業効率が低下した状態を「インペアード・パフォーマンス」といいますが、抗ヒスタミン成分で懸念されるこの状態も、はたらき方が違う「ペミロラストカリウム」では、あまり心配の必要はないといえます。こうしたことから、お勤めの方にはとくにおすすめしやすいのです。

ポイント3:第1類医薬品であるため、しっかりと説明を

「アレギサール鼻炎」は、第1類医薬品であるため、適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供とともに、薬学的知見に基づく指導が必要です。さらに、情報提供は文書による説明も必須とされています。安全な使用のためにも、説明文書を提示したうえで、「してはいけないこと」の周知はもちろん、「相談すること」の注意項目や服用の仕方、健康アドバイスについて、しっかりとていねいにご説明したいものです。

田辺三菱製薬のおすすめ商品

アレギサール鼻炎
アレルギー症状を元から抑える、眠くなる成分が入っていない鼻炎用内服薬。
不快で長びく鼻づまりにも効果があり、継続服用することで更に効果が高まります。
URL:http://www.mt-pharma.co.jp/alegysal/alegysal.html

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。掲載日:2015年01月29日